最近ネオ・ジーニアスFXというFX教材が発売されました。
販売ページにある、
「しかも勝率100%で勝ち続けているとう衝撃的事実!」
というキャッチコピーに衝撃を受けて思わずゲットしてしまいました。
教材の概要
講師について
教材の特徴
日足をベースに「Futureライン」という半自動のライン生成ツールを利用して1日1回、たった5分、チャートをチェックしてトレードできるということを売りにしているようです。
ロジックについて
基本ロジックと応用ロジックが解説されています。
基本ロジックについて簡単に言いますと、エントリーについては、ハーモニックパターンのうち、最も基本的なパターンの、いちばん面倒な部分を潔くバッサリと切り捨てて初心者でも取り組みやすくした、超シンプルなエントリーロジック、という感じでしょうか。
決済については、勝率を度外視して損少利大を狙い、トータルでの利益を目指す決済方法と言えると思います。
とてもシンプルな手法なのでチャートを載せると一瞬でネタバレになってしまうので、載せられません(^^;
ちなみにハーモニックパターンについてはいろんな書籍で解説されていますし、ネット上でもいろんな方が解説されています。
このへんが分かりやすいかも↓
ttps://doitsjob.com/harmonic-pattern-trading/
応用ロジックでは、基本ロジックをベースとしながらさらに移動平均線等を利用してエントリーチャンスを増やす手法が解説されています。
ネオ・ジーニアスFXの基本ロジックをEA化して検証してみた
まずは基本ロジックどおり(ボクの解釈も多少入ってますが)にトレードをするとどうなるのかを検証するために、EAを作ってバックテストを行ってみたところ、こんな結果になりました。
なお、検証の様子など、概要を載せてしまうと一瞬でネタバレになってしまうので載せられません(^^;
ドル円 https://mt4eadb.com/wp-content/uploads/2019/10/neo_gen.htm
ユーロドル https://mt4eadb.com/wp-content/uploads/2019/10/neo_gen_eurusd.htm
ユーロ円 https://mt4eadb.com/wp-content/uploads/2019/10/neo_gen_eurjpy.htm
なかなか良い結果に見えます。
こうして見ると
「コツコツ負けてドカンと勝つ」ロジックの典型のようにも見えます。
思ったこと
良いところ
- 世界中で利用されている考え方(一部簡略化してはいるが)なので、優位性があるかないかと言えば、きっとあるんじゃないかと思われる(希望的観測)。
- 損少利大の典型のような決済手法はこのロジックと相性がいいのかも。
- ハーモニックパターンは難しくて断念してしまった方(すみません、ボクもです(^^;)にとっては改めて勉強して見直す機会になるかも。
- ボクは長期間ポジションを保有するようなスイングトレードはほとんどしないのですが、する方にとってはエントリーチャンスがやってくる日をあらかじめ知ることができるので結構いいのかも。
良くないところ
- 勝率100%はちょっと(というかかなり)難しいかも。
- 1日1回チェックすれば良いというが、エントリーと決済の瞬間をシビアに考えなければこのロジックのメリットは半減すると思われる。
一日で数十pipsから数百pips動くことは珍しいことではないので、その瞬間をとらえることは、初心者にとっては結構ハードルが高いと思われる。 - 日足のトレードチャンスは謳われているとおりかなり少ない(ある意味良いところかも)。
- 半自動と言えども付属のツールを使ってラインを引いたり消したりするのがボク的には非常に面倒。
- 過去検証が非常にやりづらい。
- メールを受け取るためにはPCをつけっぱなしにするか、VPSを用意する必要あり。
その他の感想
- 出入りの激しいトレードになるので多通貨ペア運用によるリスクヘッジが必須かも。
- 連敗することが結構あると思われるが、プロスペクト理論を克服してロジックどおりのポイントできっちりトレード(エントリーも損切も利確も)することがトータルで利益を上げる必須条件なのかも。
そういう意味では初心者にとってはなかなか厳しいのかも。 - スプレッドを考慮すると1時間足で25通貨ペアのトレードをするのは実質無理かも。
- ある意味完全逆張りになる場面も結構あるので、大ロットでのエントリーは度胸がいるかも。
度胸がなければ順張りの中での押し目的ポイントのみでエントリーするのもありかも。 - 到達点「D」の許容範囲はどの程度が妥当なのかは検証の余地がかなりあり。
- 将来的にはフィボナッチ数を取り入れた本来のハーモニックパターンを試してみるのもおもしろいかも。
ネオ・ジーニアスFXは勝てるのか?
ロジック自体、海外ではかなり有名なものを一部簡略化させたものなので、どちらかというと優位性はあるんじゃないかと思われるものの、もしかしたらかなり重要な部分を簡略化してしまった可能性が無きにしもあらずです。
バックテストでは複数の通貨ペアで概ね良好な結果を示しているようにも見えますが、実際のところはフォワードテストをしてみなければわからないところも多分にあると思われます。
しかもエントリーチャンスは少ないので、傾向をつかむためには結構な長期間テストをする必要があります。
少なくとも言えることは、損切をためらってみたり、耐えきれず利食いを早めててしまうことはこのロジックのメリットを大きく損なってしまうことのように思えるということです。
このロジックでトータルで利益を上げるためには多通貨ペアでリスクヘッジをしながら淡々ときっちりルール通りのポイントでトレードを行うことが必須だと思われます。
動画による解説
4時間足のトレードについても検証してみました。
当サイトのネオ・ジーニアスFX専用オリジナル特典
当サイトから当教材をご購入いただいた皆様には、本教材を便利に使うためのオリジナル特典を無料でプレゼントいたします。
他では手に入らないものなので、ぜひご活用くださいね。
ネオ・ジーニアスFX専用特典第1弾 完全自動ライン描画ツール future_line
通常は商材付属のスクリプト「Future_Line_Create」によって「手動で半自動」で描画するライン群を
「完全自動」
で描画し、ラインを引きなおす作業を大幅に低減できます。
パターンが成立していない相場では完全自動でラインを消去するので、相場の判断を一目で行うことができます。
また、FX TRADE GEAR等のトレード練習ツールにも適用できる(スクリプトは適用できない)ので、トレードの練習、過去チャートの検証が可能になります。
使い方は以下の動画をご参照ください。
ネオ・ジーニアスFX専用特典第2弾 サインツール Neo_genius_basic_sig
基本ロジックのエントリーポイント、決済ポイントをチャート上に表示し、アラートを鳴らし、メールを送信することができます。
教材に付属している
Line_Sign_Maker
では、検知したいライン(トレンドライン)を自分で引く(これはこれでとても有用ですが)必要があります。
また、自動更新しないので相場の進行に合わせて引き直す必要があります。
Neo_genius_basic_sig を使えば自動的にポイントを検知することが可能になります。
なお、エントリーポイントについては「D点」との離れの範囲を指定して表示することが可能です。
決済ポイントは、候補となりうる全てのポイントを検知します。
使い方は以下の動画をご参照ください。
ネオ・ジーニアスFX専用特典第3弾 半自動EA Neo_gen_semiauto_ea(2019/10/08追加)
基本ロジックを日足ベースで1日1回のチェックで、チャートに張り付かずルール通り行うとすれば、IFDOCO注文を1通貨ペア当たり1日1回更新する作業が必要になります。
そして、その作業は発注ソフト等を使ったとしても非常に面倒です。
なお、4時間足や1時間足では1日1回のチェックでIFDOCO注文を入れ直すことは無理です。
このEAを使えば、教材に付属している「Future_Line_Create」を利用し、全ての時間足で1日1回のチェックでエントリー及び決済を自動で行うことが可能になります。
また、このEAの最大の利点は、
裁量で自分で引いたラインによるエントリー、決済を可能にすることです。
ボク的正直話をしますと、裁量判断からをしたからと言って、得られる利益と失われる利益の割合は半々くらいだと思ってます(このロジックに限らず)が、末永さんは会員ページで、最終的にはZigzagを使わず自分で裁量でラインを引くことを目指してほしいと言っています。
「裁量目線のライン」
の引き方などが解説されていますので、それを実践する上ではとても便利だと思います。
具体的な利用方法は以下の通りです。
「Future_Line_Create」をそのまま利用する場合
- チャートにEAを適用し、パラメーターを適切に定める。
- チャートに「Future_Line_Create」を適用する。
ラインが表示されれば自動でトレードが行われます。
トレードの仕様は会員ページで解説されている通りです。
※なお「Future_Line_Create」を適用した際に
「チャートパターンに該当しません」
というアラートが表示された場合でラインが残っている場合は
「Future_Line_Delete」でラインを削除してください。
パラメーターの設定は以下のとおりです。
MaxBuyPosition:買いポジションの最大値
MaxSellPosition:売りポジションの最大値
Lots:エントリーロット数
Slippage:スリップの許容範囲
TP:利確Pips数(念のため)
SL:損切Pips数(念のため)
BarRange:D点との離れの許容本数(例えば0にすればD点のみ[AB=CD]でのエントリーとなります)
Magic:マジックナンバー(複数の通貨ペアを監視したい場合はそれぞれ異なる数値を入れてください。)
「Future_Line_Create」を「裁量的なライン」にちょっと修正してそのまま利用する場合
- チャートにEAを適用し、パラメーターを適切に定める。
- チャートに「Future_Line_Create」を適用する。
ラインが引かれればチャートパターンに適合しています。 - ラインをダブルクリックして選択状態にして端点を適切な位置に移動させれば自動でトレードが行われます。
自分でラインを引く場合
- チャートにEAを適用し、パラメーターを適切に定める。
- メニューの「挿入」→「チャネル」→「フィボナッチ」から適切な位置にフィボナッチチャネルを引く
- フィボナッチチャネルの名前を
Mainchannel
に変更すれば自動でトレードが行われます。
※なお、このEAはトレードを検証するために作ったものなので、リアルトレードでの運用は想定していません。
運用はデモトレードでお願いいたします。
動画による解説はこちら
当サイトオリジナル汎用特典
▶BBRanger(MetaTrader4専用 インディケーター)
▶Dow_Dow_ind(MetaTrader4専用 インディケーター)
使い方は
https://eamt4.net/tokuten
をご参照ください。
販売者さんから頂いた特典動画
- 特典1) 「僕が相場の未来を見れるようになった”たった1つの理由”」
- 特典2) 「僕が勝てるようになった3ステップの学習方法」
- 特典3) 「これさえあれば勝ち続ける鉄板チャートパターン」
※ご注意
ご購入の際は下のような表示がされていることを必ずご確認くださいね!
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